第3、第4梯団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:14 UTC 版)
輸送船:輸送艦第9号・140号・159号 護衛艦艇:竹・桑 12月1日、桑駆逐艦長山下正倫中佐の指揮下、輸送艦(9号・140号・159号)を松型駆逐艦2隻(桑・竹)が護衛してマニラを出撃する。2日23時30分ころ、オルモックに突入した。翌3日0時30分ころ、護衛部隊(桑・竹)がアメリカ側大型駆逐艦3隻(モール、アレン・M・サムナー、クーパー)および魚雷艇と交戦した。戦闘前、日本軍小数機(夜間戦闘機月光・水上爆撃機瑞雲)の夜間爆撃と機銃掃射でアレン・M・サムナーが小破する。つづいて日本側駆逐艦(桑・竹とも魚雷を発射)の雷撃により駆逐艦クーパーが轟沈する。残るアメリカ側駆逐艦2隻(サムナー、モール)は甲標的の攻撃と判断して撤退した。だが日本側も桑が沈没、竹も損傷した。このとき竹が魚雷により戦果をあげたのが、日本海軍水上艦艇最後の魚雷戦と言われている。ただし、12月26日の礼号作戦でも魚雷は使用されている。輸送艦3隻と竹は12月4日、マニラに帰着した。竹は応急修理をうけたあと、内地へ帰投した。
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