第2次国体明徴声明とは? わかりやすく解説

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第2次国体明徴声明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 22:22 UTC 版)

国体明徴声明」の記事における「第2次国体明徴声明」の解説

これを受けて軍部右翼運動の中止指示猛威振るった運動終息するかに見えた美濃部1935年昭和10年9月18日貴族院議員辞するに至るが、辞職に際して出され美濃部声明軍部右翼猛反発招き紛議再燃軍部右翼国体明徴徹底岡田首相に迫り1935年昭和10年10月15日政府は再び「国体明徴に関する政府声明」を発した(第2次国体明徴声明)。 第2次声明では、「機関説は国体の本義反する」とするに留まってい第1次声明よりさらに進んで、「機関説は芟除さんじょ)されるべし」とされた。芟除とは「取り除く摘み取る」という意味である。 以上のような一連の天皇機関説排斥運動に関して注意すべき点は、これが学術論争といった類のものではなく政争道具にされた点である。 つまり軍部による政治的主導権奪取の手段として利用されのである2度にわたる政府声明以って事態は一応の沈静化見たが、これにより帝國憲法下における立憲主義統治理念公然と否定されることとなった

※この「第2次国体明徴声明」の解説は、「国体明徴声明」の解説の一部です。
「第2次国体明徴声明」を含む「国体明徴声明」の記事については、「国体明徴声明」の概要を参照ください。

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