第15代応神天皇以降を実在とする説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 18:03 UTC 版)
「天皇の一覧」の記事における「第15代応神天皇以降を実在とする説」の解説
津田左右吉によって、4世紀後半から5世紀初めにかけて在位したと考えられる応神天皇が初代天皇とみなされ、それ以前の天皇の実在を否定する学説が提示され、第二次世界大戦後、歴史学の主流となった。これには倭の五王を記紀に伝えられる天皇と同一視する説が有力であり、この場合、中国の史書が該当する天皇の実在を傍証することになる(ただし倭の五王を具体的にどの天皇だと見るかは諸説ある)。なお、倭王武に比定される第21代雄略天皇に関しては稲荷山鉄剣銘文の「獲加多支鹵大王」を雄略天皇の名である「大泊瀬幼武」と解し、実在の証とする説がある。これ以前から雄略天皇の実在は有力視されていたが、この発見により考古学的に実在が証明される最古の天皇となった。
※この「第15代応神天皇以降を実在とする説」の解説は、「天皇の一覧」の解説の一部です。
「第15代応神天皇以降を実在とする説」を含む「天皇の一覧」の記事については、「天皇の一覧」の概要を参照ください。
- 第15代応神天皇以降を実在とする説のページへのリンク