第1楽章 Un poco sostenuto - Allegro
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「交響曲第1番 (ブラームス)」の記事における「第1楽章 Un poco sostenuto - Allegro」の解説
第1楽章 Musopenより この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 ハ短調、序奏付きのソナタ形式(提示部反復指定あり)、6/8拍子(9/8拍子)。 ティンパニを中心に、コントラファゴット、コントラバスという低音楽器がC音を8分音符で連打する力強いオスティナートの上に、ヴァイオリン、チェロの上向する半音階的な旋律と木管とホルン、ヴィオラの副旋律が交錯する序奏で始まる。(この序奏は主部よりあとに追加されたものである) 主旋律に含まれる半音階進行は、楽章の至る所に姿を現す。序奏冒頭部はティンパニ・ロールに載ってもう一度現われ、寂しげな木管の調べを経てアレグロの主部に入る。提示部には繰り返し記号があり、かつては繰り返して演奏されることはあまりなかったが、近年は繰り返しが行われる例も増えている。ソナタ形式の型通りに進行した後、終結部でも、「運命」のモットーの動機がティンパニと低音のホルンによるC音の連打に支えられ、ハ長調で静かに終結する。
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