第1楽章 Tempo molto moderato, quasi adagio - Adagio
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「交響曲第4番 (シベリウス)」の記事における「第1楽章 Tempo molto moderato, quasi adagio - Adagio」の解説
イ短調、自由なソナタ形式。中心となる第1主題は、導入の動機に続いて6小節目からチェロによって奏でられる沈鬱な主題である。これに互いに有機的な関連性を持つ様々なモチーフが現れ楽章を形成している。第2主題は粘り強く、金管に出る。独特のリズムが金管に現れるところからコデッタ。木管の応答の後、曲は展開部となり第1主題を中心に扱う。そのため再現部は第2主題に始まり、コデッタも型どおり再現される。やはり木管の応答の後、短いコーダとなり、不気味な余韻を残して静かに終わる。
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