第1楽章 Prélude: Adagio - Moderato
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「交響曲 (矢代秋雄)」の記事における「第1楽章 Prélude: Adagio - Moderato」の解説
冒頭のAdagioの部分はパリ留学時代に書きかけてそのままとなったオスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」のための序曲を転用していると言われている。Moderatoの主部に入ると、全曲の統一動機であるH-F-Fisの3音からなるがトロンボーンとチューバによって、更に弱音器をつけたホルンとトランペット、ハープと低弦によって三度提示される。対応するクラリネットの三度の重奏による動機とともに展開し、クライマックスに達するとシンバルの一撃によって再び冒頭のAdagioが戻ってくるが、更に盛り上がったのちに、頂点で和声的な第3動機が提示される。再びModeratoで第1動機、第2動機が提示され、Adagioになって静かに終わる。
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