第1回凱旋門賞とは? わかりやすく解説

第1回凱旋門賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 18:36 UTC 版)

凱旋門賞」の記事における「第1回凱旋門賞」の解説

凱旋門賞優勝賞金は約17フランで、パリ大賞33フランには遠く及ばないものの、英国ダービー(約16フラン)やフランスダービー(約14フラン)を上回る賞金提供された。しかしながらフランス国内の鉄道第一次世界大戦によって破壊されており、移動時間がかかりすぎるためイギリスからの一流馬の参戦はなかったし、ヨーロッパ他の国々戦争疲弊し競馬どころではなかった。このため第1回凱旋門賞は、奨励協会期待反し外国からの出走イギリスのカムラッド(Comrade)とスペインのヌウヴェラン(Nouvel An)のわずか2頭だった。このうちカムラッドは春にパリ大賞人気薄でまんまと逃げ切った馬で、凱旋門賞では3番人気4.4倍)となった迎え撃つフランス勢の一番手は、前年2歳チャンピオンのシドカンペアドール(Cid Campeador)で、3倍の本命となった。これに続くのが、パリ大賞でカムラッドを短頭差まで追い詰めたアンブリー(Embry)で、直前ロワイヤル・オーク賞制して3.8倍の2番人気だった。このほかにはフランス牝馬二冠フラワーショップ(Flowershop)が出走したレースが始まると、カムラッドは抑えたままの体勢優位となり、そのまま鞭を使うことなく楽勝し、もとは25ギニー安馬だったカムラッドが、7戦全勝初代凱旋門賞優勝馬となった。こうして第1回凱旋門賞は、「外国一流馬との対戦」も「フランス馬の優秀さの証明」もいずれも果たすことができずに終わった

※この「第1回凱旋門賞」の解説は、「凱旋門賞」の解説の一部です。
「第1回凱旋門賞」を含む「凱旋門賞」の記事については、「凱旋門賞」の概要を参照ください。

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