第1世代Crusoe
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/22 02:45 UTC 版)
「Crusoe」の記事における「第1世代Crusoe」の解説
2000年に発売された「TM5400/5600」ではPCのノースブリッジチップを統合している。ただしAGPには対応していない。主に組み込み向け用途を狙ったCPUであるが、発表当初は、まだ他社製CPUに低消費電力向けのものがなかったため、ソニー、NEC、富士通、東芝、カシオなど特に日本市場向けの各社のモバイル向けノートパソコンなどに広く採用された。しかし、初回のアプリケーション起動時にはコードモーフィング処理を行うため、(2回目の起動からは多少速くなるというアナウンスだったものの)パフォーマンスは同クロック周波数の他社製CPUとベンチマークなどで比較すると60%程度で、明らかに見劣りするものだった。またノートパソコン全体の消費電力を左右するのはCPUだけではなかった。発売当初、各CPUのCMSはフラッシュメモリに書き込まれていてバージョンアップ時に変更が可能とされていたが、修正版は一般にはリリースされていない。
※この「第1世代Crusoe」の解説は、「Crusoe」の解説の一部です。
「第1世代Crusoe」を含む「Crusoe」の記事については、「Crusoe」の概要を参照ください。
- 第1世代Crusoeのページへのリンク