第二次ギルバート諸島沖航空戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 03:05 UTC 版)
「ギルバート諸島沖航空戦」の記事における「第二次ギルバート諸島沖航空戦」の解説
ギルバート諸島での地上戦闘は11月23日には完了しており、アメリカ軍機動部隊は空襲を止めて付近を遊弋する態勢に入った。 日本の内南洋方面航空部隊は、マキンの陸上目標に対して、11月24日に戦闘機19機のみの偵察攻撃隊を発進させたが、途中でアメリカ軍空母からの戦闘機約30機に阻止された。日本側は10機撃墜を報じたが、9機を失った。11月25日に第252航空隊所属の戦闘機24機が攻撃に向かったが、前日の場合と同様に、アメリカ空母から発進した戦闘機52機に阻止された。日本軍は11機撃墜を報じたが、戦闘機7機と誘導任務の陸攻1機を失って退却した。 日本側はアメリカ軍機動部隊への攻撃をなおも意図し、第802航空隊の飛行艇などで索敵を行い、ギルバート諸島周辺に数群のアメリカ機動部隊が残っているのを発見した。11月26日午前、ルオットから第752航空隊の陸攻13機よりなる攻撃隊(長:野中五郎少佐)が発進し、15時50分頃にアメリカ海軍第50.2任務群を攻撃した。この攻撃で日本側は空母2隻撃沈を報じたが、アメリカ側に損害記録は無い。日本側の損害は1機未帰還だった。日本側は、この戦闘を第二次ギルバート諸島沖航空戦と命名した。
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