第三岡崎海軍航空隊
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「岡崎海軍航空隊」の記事における「第三岡崎海軍航空隊」の解説
昭和17年4月1日に開隊して操縦教育を担ってきた名古屋海軍航空隊の大量増員に対応するため、岡崎に名古屋空の分遣隊を設置することになった。実機を運用するために、滑走路と第二岡崎空の間にあった空き地に割り込んで兵舎が増設されて駐留した。 昭和19年(1944年) 9月14日 名古屋海軍航空隊岡崎分遣隊を設置、甲飛13期の中間練習を開始。 昭和20年(1945年) 2月11日 独立し「第三岡崎海軍航空隊」開隊。第十一連合航空隊に編入(定数:練習機144)。 5月5日 十一連空解散、第五航空艦隊第十三航空戦隊に編入、実施部隊に変更。 6月6日 特攻隊編成を下令、下旬に3個特攻隊を編成し笠之原・西条・姫路へ進出。 終戦後武装解除・解散。 岡崎空としては特攻作戦に従事していないが、訓練を積んだ練習生たちの多くが沖縄への特攻作戦に従事して戦死者を出している。3基地に進出した特攻隊は、来るべき本土決戦に備えて温存策が図られたものの、相次ぐ空襲の中で機体の喪失が相次いだ。
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