第一部「九郎登場-疾風怒涛の巻-」
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「源義経 (1991年のテレビドラマ)」の記事における「第一部「九郎登場-疾風怒涛の巻-」」の解説
京・五条大橋。夜毎現れては通りかかる者に襲い掛かる荒法師・弁慶。今日も獲物を求め息を潜めたところ、笛の音とともにまだ幼さを残す女人らしき人影が現れ、弁慶の前を悠々と通りかかる。しかし、それは女人などではなく、後に元服し源義経と名乗ることになる、鞍馬の遮那王の姿だった。身軽な遮那王に完敗したものの、弁慶はどこか涼しげなこの若武者に親近感を募らせてゆく。これが義経と弁慶主従の出会いであった。ほどなくして、遮那王は招きにより奥州に新天地を求め、弁慶も伴って旅立ち、その途上に元服、九郎義経を名乗る。また奥州に着くまでに新たに義経に惚れた配下たちを加えてゆく。折りしも都では栄華を極めた平清盛が死に、後白河法皇を頂点とする院の勢力が盛り返し、やがて平家討伐の兵を挙げた源頼朝に気運が傾きつつあった。兄・頼朝の挙兵を知った義経は、後ろ盾と頼む奥州藤原氏三代当主・藤原秀衡に懇願、惜しみながら藤原家が義経の出陣を認めたことで、義経は、はじめて兄と対面する。やがて瞬く間に平家の軍勢を一蹴し、無敗を誇る義経。だが、皮肉な事に兄との関係は急速に冷えていった。そして、壇ノ浦で平家は滅亡。京へ凱旋した義経は熱狂的な歓迎の中、生涯の絶頂を味わう……。
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