競輪選手になるには
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 09:12 UTC 版)
男女とも競輪選手になるには、国家試験である競輪選手資格検定(以下、資格検定)に合格する必要がある。資格検定に合格するには、日本競輪選手養成所(以下、養成所)に入所し、同所で研修・訓練を受けなければならない。選手養成所の入所試験の合格倍率は、男子は概ね5〜6倍・女子は概ね2〜3倍程度であり、競艇選手を養成するボートレーサー養成所の20倍、オートレース選手を養成するオートレース選手養成所の約40倍と比較すると、公営競技の中では競争率は最も低く最もプロ選手になりやすいと言える。 資格検定は毎年度12月(第1回)と翌年3月(第2回)の年2回実施されるが、養成所の選手候補生は原則として毎年3月上旬に実施される第2回試験を受験する。 資格検定に合格し養成所を卒業したあと、全国いずれかの選手会に所属することで選手登録され、JKAより競輪選手であることを証明する選手登録証を交付されることで、晴れて競輪選手となれる。 現在では、男女ともに養成所を卒業したあと、5月に萬福寺(以下も参照)にて3泊4日の新人宿泊研修を受け、5月から6月にかけて新人選手のみで行われる『競輪ルーキーシリーズ』が実質のデビュー戦となる(2020年より)。そしてその成績を基に競走得点が算出され、それをもって下半期期初となる7月以降に本格デビューすることになっている。 なお、養成所での競走成績が優秀で養成所が定める「早期卒業基準」に該当し、かつ候補生自身早期卒業の意思がある場合は、特例で通常より半年早く1月にデビューすることも可能となっている。 養成所の受験方法・在所時の生活などについては、日本競輪選手養成所の項目を参照のこと。
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