競艇選手の養成課程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 22:19 UTC 版)
競艇選手は専門の養成所で訓練を受けた者だけがなれることになっており、2001年(平成13年)以降は「ボートレーサー養成所」に入校し、1年間の訓練を受けた者でなければ競艇選手になれない。この養成所で、常時礼節を重んじた形で、モーター(エンジン)整備、競技の実技 等々、競艇選手として必要な基礎の訓練を受ける。 同所では年に2回の入学式(4月入学コースと10月入学コース)がある。 ボートレーサー養成所への入学資格が2008年(平成20年)8月1日の106期の募集から、年齢制限が緩和されるなど、条件が大幅に変更となり、一般試験枠におけるスポーツ推薦制度や特別試験枠も同時に設けられた。 これにより、改定前はほぼ不可能であった大卒や社会人出身の者でも受験が可能となり、また他のスポーツから転身してきた選手も大幅に増加した。一例を挙げると、前者の事例は元教員の坂井田晃、元看護師の孫崎百世、元保育士の向井田真紀が、後者の事例はプロボクサー出身の金光佑治や西尾亮輔、高校時代はチアリーディング競技のチアリーダーで大学時代はエアロビクス出身の中田夕貴、元柔道家の志々目裕樹、大学野球選手であった安河内将や山川雄大、ソフトボール選手であった西舘果里、アーティスティックスイミング出身の計盛光、フィギュアスケート選手出身の平川香織などが他のスポーツからの転身選手である。 現在では、元選手の鎌田義が運営する「カマギーボートレースアカデミー」など、ボートレーサー養成所入学のための予備校も存在する。 入学資格については「ボートレーサー養成所#受験資格と入学条件」を参照
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