競技会外検査で禁止されている物質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:25 UTC 版)
「ドーピング」の記事における「競技会外検査で禁止されている物質」の解説
S0.無承認物質 以下の項目に含まれていないとしても、どの政府保健医療当局からも承認されていない薬物(例、臨床開発中、あるいは臨床開発が中止になった薬物、デザイナードラッグ、動物への使用のみが承認されている物質)は常に禁止される。 S1.蛋白同化薬 例、フルオキシメステロン、テストステロン、メタンジエノン、クレンブテロール、リガンドロール S2.ペプチドホルモン、成長因子および関連物質 例、エリスロポエチン(EPO)、ヒト成長ホルモン(hGH) S3.ベータ2 作用薬 すべてのβ2作用薬は禁止される。禁止物質の例示に2017年禁止表でヒゲナミンが、2018年にツロブテロールが加わった。 ただし喘息などの治療に用いる吸入剤で下記のものは、24時間最大投与量や尿中濃度に制限はあるが使用可能。 サルブタモール、ホルモテロール、サルメテロール S4.ホルモン調節薬および代謝調節薬 例、バゼドキシフェン、オスペミフェン、タモキシフェン、クロミフェン、インスリン類 S5.利尿薬および隠蔽薬 2018年禁止表でグリセロールが除外された。 例、デスモプレシン、プロベネシド、フロセミド、アセタゾラミド、チアジド類(ベンドロフルメチアジド、クロロチアジド、ヒドロクロロチアジド等) 閾値水準が設定されている物質とともにS5.の物質が検出されたときは、TUE(後述)が承認されている場合を除き、違反が疑われる対象となる。
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