突き割り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 00:46 UTC 版)
ゲーム 突き割り系のゲームは刃物を伴うことから民間の運動会などでは行われることは少ないが、ダーツや吹き矢などの初歩的な大きな的として使われるほか、二次会などで使われるパーティーグッズの風船ロシアンルーレットや、制限時間で自動的に破裂するパニッシュバルーンなどがその一例である。また膨らましたゴム風船に貼り付けたセロテープをはがす爆弾処理ゲーム(場合によっては制限時間内にできなかった場合、ゲームの進行者が容赦なく針を刺して割る)。 また、たくさんの風船に番号を入れた紙片を入れて、賞品の当たる抽選を行なう風船くじなども行なわれる。 テレビ番組のゲームでは制限時間やペナルティの回数などのゲームのノルマでスタッフにより遠隔操作で針で風船を割ることは行われるがその仕組みが表に出ることは少なく、ミニ列車の先頭に針を付けて鉄橋部に風船を置いてメンバーが風船をタイミングよく風船を取り上げる危険信号ゲームなどに限られる。70年代半ば~80年代半ばあたりまでテレビ番組では、風船の上にお灸を乗せて火を点け、熱で風船のゴム膜を少しずつ溶かして割るという手法も多く行われた。しかし近年は煙が少量だが出るため消防法の自主規制や、風船が割れた後にまだ燃えている状態のお灸が落ちたり飛び散ったりし火災の原因や火傷の恐れがあるため、この風船割りの方法はほぼ行われない。 科学実験 ゴムを溶かすリモネンの実証実験や高速度写真の撮影実験など。高速度写真ではゴム膜に放電させ破壊する高圧放電用の針を風船の近くに置き、放電とカメラのストロボの動作を連動させて撮影することが多い。 また水素やプロパンガスなどの可燃性ガスの燃焼実験で、風船にそれらのガスを注入し、スパークなどにより点火爆発させることも行なわれることがある。 動物実験 ハブなどのヘビ類の攻撃実験で水と体温に近い温度の温水を入れた2つの風船を並べて攻撃させ、スズメバチでは黒と白の2つの風船をハチの巣に近づけて攻撃させる実験が行われる。 バルーンデコレーション くす玉の代わりとなるスパークバルーンの演出行為や、バルーンドロップが行われたイベント会場の撤収作業でスタッフにより針やカッターなどで迅速に割る行為も行われる。バルーンアトラクションにおける風船割りでは、ゴム膜に可燃ガスの火炎や電熱線の熱、空気圧などで飛び出す針などにより遠隔操作で破裂させることが多い。またバルーンデコレーションを施したパーティーは俗にバルーンバッシュ(Balloon bash「風船割り」)ともいわれる。
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