積雪の分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 04:34 UTC 版)
日本雪氷学会では、雪質によって積雪を次の9種類に分類している。 新雪 - 降雪時の結晶の形がほぼ完全に残っているもの。 こしまり雪 - 樹枝形などの結晶が若干残る程度で、ほとんど丸みを帯びた氷の粒。小締まり雪。 しまり雪 - 圧縮や焼結により丸みを帯びた氷の粒。粒子同士が網目状の組織で緩やかにつながっている。締まり雪。 ざらめ雪 - 水の作用により粗大化した氷の粒。内部・表面に水を含むものと再凍結したものがある。粗目雪。 こしもざらめ雪 - 新雪が融解・霜の付着などによって、平らな形状となった小さな氷の粒。小霜粗目雪。 しもざらめ雪 - 新雪を核として成長した霜が肥大化し、骸晶状の氷の粒と化したもの。霜粗目雪。 氷板 - 板状・層状の氷。 表面霜 - 積雪層の表面に発達する霜。 クラスト - 積雪層表面にできる再凍結によってできた固い層。
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