種の仁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 06:40 UTC 版)
梅干しの種の仁(中身)を俗に「天神様」と言う。この名は菅原道真の飛梅伝説に由来する。仁には特有の香りがあって、好んで食べる人もいる。 しかし、ウメの実には元々青酸配糖体であるアミグダリンという成分が含まれており、これが胃腸などで酵素によって加水分解されると猛毒であるシアン化水素(青酸)を生成する。これは特に仁の部分に多く、多量に食べると青酸中毒に陥り、最悪の場合は死に至る可能性がある。このことから、「梅は食うとも核(さね)食うな、中に天神寝てござる」という格言も存在する。ただし、漬けることでアミグダリンはほぼ消失し、食べても人体にはほとんど影響がないとされている。[要出典]
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