移動式海洋掘削装置
【英】: mobile drilling unit
同義語: オフショア・リグ
掘削地点間の移動が可能な構造をもつ海洋掘削装置である。構造上の特徴により、次のように分類できる。 接地式 ├着底型(サブマーシブル) └甲板昇降型(ジャッキアップ) 浮上式 ├船型(ドリルシップ) ├半潜水型(セミマーシブル) └その他 実際の掘削作業にどの型式を選定するかは、水深、気象・海象条件、海底土質、経済性などを考慮して決定される。1984 年 11 月現在の全世界の移動式掘削装置の総数は 803 基である。サブマーシブル 29 基、ジャッキアップ 449 基、ドリル・シップ 56 基、セミサブマーシブル 167 基、その他 102 基。浮遊式の掘削装置による掘削にあたっては気象・海象の悪化などの場合に掘削地点から退避することがあるので、防噴装置等の坑口装置を海底に設けて、その上でドリルストリングと坑井との接続を断てるようにするが、その後もとの地点に戻り、もとの坑井に掘管等を再降入するいわゆるリエントリーのために、坑口装置との間の相対位置指示誘導の装置が必要である。 ![]() |

オフショア・リグ

移動式海洋掘削装置 Mobile Offshore Drilling Unit
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