福祉大との連携解消
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/15 15:55 UTC 版)
しかし、文部科学省に対する応募期限である5月30日が迫る中、過疎地で病院を抱えて医学部を経営することに福祉大が疑念を持ったことや、逆に、医療過疎地への進出に勝算を見いだす厚生病院との間で齟齬が生じた上、医学部病院の病床数や財政負担の見通しなどで足並みが揃わず連携解消に至った。 解消を受け、厚生病院と栗原市から協力要請をされた宮城県が検討を重ねた結果、県立で医学部を設置する計画を文部科学省に申請することとなった。最大の懸念となっていた費用面については、栗原中央病院など既存施設を活用していくほか、厚生病院から200億円、同市からも30億円の資金提供を受け、また、国にも財政支援を求めるとしている。なお、設置に対し一部で懐疑的な報道もされているほか、東北薬科大学は独自に医学部設置の準備を進めている上、郡山市の総合南東北病院などを運営する一般財団法人脳神経疾患研究所も既存の大学とは連携せず大学を新設する構想を明らかにしていた。 この医学部設置構想に併せ、臨床研究センターの立ち上げを目指し、研究顧問として分子生物学者の加藤茂明(前東京大学分子細胞生物学研究所エピゲノム疾患研究センター長)を招聘した。
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