福山ロッツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 09:26 UTC 版)
福山そごう閉店から2年4か月間、ビルは休眠状態となった。土地は福山市に寄贈され、建物は管財人から福山市が26億円で買い取った。福山市がビルを取得したのは、市中心部の活性化低下による地盤沈下を懸念してのことであり、ビルの商業活動の再開によって中心市街地活性化の起爆剤になることが期待された。2003年2月5日、福山市役所で、福山市と天満屋との10年間のビルの賃貸借契約が調印され、再び商業ビルとして再生されることになった。調印式には三好章市長、天満屋の伊原木隆太社長、同社グループでビル管理会社の丸田産業(岡山市本町)の伊原木一衛社長(天満屋会長)らが出席した。福山市との契約先は丸田産業で、賃料は年間3億円だった。 2003年 (平成15年) 4月25日に開店。福山市初出店の60店を含めて114店のテナントが出店した。開業時の主なテナントはコムサストア、エクセル、ファインズ、廣文館、他。後にギャップ、ロフト (天満屋によるフランチャイズ店) 、ヴィレッジヴァンガード、Francfrancfrancなども出店した。そごう時代のコストがかかる内装は一部撤去され、エレベーターは運用台数を減らすなど、低コストへの努力も図られた。8階には「ふくやま書道美術館」が設置された。800人の新規雇用が見込まれ、初年度は120億円の売り上げと年間500万人の来館を計画した。開業日には、開店を待つ客の列が3kmにもなり、3万人が周囲を埋め尽くした。初日の来客者数は5万5000人にもなった。 しかし、好調だった売り上げは下降線をたどり、2011年度はオープン当初と比較して半減となった。開店時には114店だったテナントも、2012年3月までに76店に減少したため、一部フロアを閉鎖するなどして営業を続けていた。また空き店舗スペースには、福山市の公共福祉事業部等がおかれるようになる。赤字が続くようになったため天満屋は契約を更新せず、10年契約の切れる2013年 (平成25年) 4月24日に閉店した。2012年1月には、駅前で長く営業していたトモテツグループの専門店ビル「キャスパ」(福山市三之丸町)が閉店しており、その直後の福山ロッツの閉店発表は、市民や地元経済界に大きな衝撃を与えた。
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