神楽坂の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/23 08:45 UTC 版)
十子(とおこ) 名字不明。神楽坂の置屋「加祖江(かぞえ)」の芸者「一二三(ひふみ)」と実業家・阿川普裕(あがわ ゆきやす)の間に生まれた娘。一二三は愛し合っていた阿川に縁談が持ち上がったため、娘がお腹にいることを隠して身を引いた。母と死別した後に上七軒の「春告」に引き取られ、仕込みとして育つ。店出し前の17歳の時、父を探しに東京に行きたいと梅衣に言うが、反対されたので髪を切って飛び出した。後に三五と父が「春告」に挨拶に赴き、「加祖江(かぞえ)」に円満移籍。東京友禅の職人として修業中のミシェルと愛し合うようになる。 三五(さんご) 本名不明。加祖江の三代目女将。愛人を妹芸者の一八に寝取られた過去がある。一八の娘・逸未が虐待されていることを知り、彼女を自分の下へ引き取り養女として養育することになる。 一八(いちよう) 本名不明。三五の妹芸者で、かつて三五の愛人を寝取り、その愛人との間に逸未を産んだ。しかしその後、再婚相手と共に娘を虐待したため親権と養育権を失った。 逸未(いつみ) 名字不明。三五の養女で司法実習生。一八の娘だったが、母と母の再婚相手に虐待されており、その後母が親権と養育権を失ったことで三五に引き取られた。 正田松籟(しょうだまつかぜ) エッセイスト・実業家。神楽坂界隈の町火消しから発展した企業グループ「正田組」の八代目組長。中学生時に鞍馬山を訪問し、恵慈や真広と知り合う。 ミシェル 東京友禅の修業中のフランス人の職人。人間国宝であり工房「花の木」の主・蔵六の弟子。
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