社内売買
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 21:12 UTC 版)
社内売買は部門間で実際の商取引をおこなう制度である。プロセス別採算を可能にする手法の1つである。例えば製造部が販売部と商品の値段交渉・数量交渉を実際におこない、"販売部への売上 - 購買部からの調達コスト" を自部門の利益として計上する。社内売買チェーンの両端は外部仕入と顧客売上に直結しているため、顧客と接しない部門においても市場の状態とその変化を強く意識するインセンティブとして働く。取引交渉はそれ自体が高度な技術を要する分野であるため、社内売買制度の導入は段階的に導入されうる(例: 原価計算に基づく自動価格決定から交渉に基づく価格交渉への段階的移行)。
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