社会体育としての柔道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:24 UTC 版)
日本ではほとんどのスポーツは学校体育中心だが、こと武道、武術、格闘技に至っては多くが町道場やジムでの社会体育を中心として行われている。柔道も講道館という社会体育として始まった。その後、民間などの道場での活動のほかに、警察署の道場で一般向けの教室が行われるようになり社会体育の柔道は拡大した。1980年代でも全柔連の主なメンバーは骨接ぎや社会体育である町道場を商売にしている人が多い、と首都圏で町道場を営み日本柔道界の内情に詳しい小野哲也は述べている。1986年、ある議員から、全柔連は全日本学生柔道連盟(学柔連)の大卒メンバーと異なり、知性・教養がない者ばかり、と言われたことがあるとも小野は述べている。神取忍は町道場は学校体育の柔道と比べ厳しい体罰を受けることはない、と述べている。フランスや北欧などは日本のように学校管理下、教員顧問による指導の部活動自体がほとんどなく、地域のスポーツクラブに任意で加入して、そこで柔道の指導、練習を受ける社会体育の柔道がメインである。
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