碓氷峠自走通過試験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:18 UTC 版)
「国鉄115系電車」の記事における「碓氷峠自走通過試験」の解説
碓氷峠自走用115系の編成図表・編・話・歴・PJR・PJRN・C 碓氷峠自力走行試験用の115系(1963年) ← 軽井沢 高崎 → クハ115 クハ115 モハ115 モハ114 モハ115 モハ114 モハ115 モハ114 モハ115 モハ114 クハ115 Tc Tc M M' M M' M M' M M' Tc' 緑色は死重(荷重車) 1963年に粘着運転化された信越本線横川 - 軽井沢間では、電車列車はEF63形補機により無動力で推進・牽引されるため、最大編成長は8両に制限されていた。将来的な輸送力増強やスピードアップを狙い電車の自力走行が計画され、試験用車両として当時落成直後の115系が投入された。 走行試験はMT54形主電動機の試験も兼ねて1963年9月19・20日に行われた。停電のリスクを回避するためディーゼルエンジン式空気圧縮機が搭載された。試験の結果、MT54形主電動機は碓氷峠の自走では熱容量に問題があることが確認された。 自走車両はその後1980年代に187系が計画されたが、予算や情勢の変化から実現していない。
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