破壊とインドへの脱出、故地での再建
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 16:44 UTC 版)
「ガンデン寺」の記事における「破壊とインドへの脱出、故地での再建」の解説
1959年以降のチベット動乱の際ダライ・ラマ側の拠点となったこともあり、文化大革命の際徹底的に破壊され、廃墟となった。チベット動乱の際にチベットを脱出した寺院組織はインドに受け入れられ、南インドのカルナタカ州ムンゴッド(Mundgod)で伽藍を再建し、活動を続けている。 ラサ郊外の旧境内でも、チベットに残留した人々により寺院としての活動が再開され、1981年から修復工事が開始され、2008年現在ツォンカパの霊塔を納めるヤンパチェン、ガンデン寺座主の黄金座があるセルティカン、歴代座主の住坊ティクトカン等が修復され、かつての威容をかなり取り戻しつつあるが、未だに完全な復興がなされたとは言いがたい。ツォンカパの霊塔に保存されていた遺体は、文化大革命の破壊の際に散逸し、再建された霊塔に現在は僅かに回収された遺骨などが納められている。
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