研究と検証、成果
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2007年(平成19年)、日本薬学会関東支部大会において、星薬科大学応用微生物学教室と長野県製薬の共同研究の結果発表があった。その内容は、御岳百草丸のヘリコバクターピロリ(以下、ピロリ菌)に対する抗菌効果の実験結果についてであり、ピロリ菌の他ブドウ球菌にも増殖を抑える阻止円が見られたが、有益な大腸菌には抗菌作用を示さないことが確認された。 2011年(平成23年)4月、日本薬学会第131年会において、京都薬科大学と長野県製薬との共同研究(スナネズミにおけるH.pylori惹起胃粘膜障害モデルに対する御岳百草丸の保護作用)の結果発表があった。この共同研究の統括は、京都薬科大薬物治療学分野の薬学博士竹内孝治教授。その研究内容は、胃腸薬御岳百草丸(主成分:オウバクエキス、コウボク、ゲンノショウコ、ビャクジュツ、センブリ)がピロリ菌に感染したスナネズミの胃炎の症状を軽減させる効果のあることを確認した。これまでも試験管レベルの実験では百草丸がピロリ菌の成育を阻害する効果を確認していたが、今回はじめて動物実験で確かめた。
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