石黒彰とは? わかりやすく解説

石黒彰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/24 04:57 UTC 版)

石黒 彰(いしぐろ あきら、1960年7月13日 - )は、日本キーボーディストマニピュレーター作曲家編曲家東京都生まれ。東京都立府中東高等学校国立音楽大学作曲科卒業[1][2]

来歴

音楽との出会いは、4歳から受けていたピアノのレッスンであった。中学校時代にポール・マッカートニーの 「Jet」 に衝撃を受けたことがプロを目指すきっかけ[1]。中学校時代にはかぐや姫のコピーバンドを結成し、ボーカルとギターを担当していた。高校時代はハードロックプログレッシブ・ロックを愛聴していた。その影響から、音楽学校出身であったキース・エマーソンに憧れ、国立音楽大学に進学した。大学卒業後にはジャズフュージョンに興味を持ち、ジャズ理論などを学んだ。

大学卒業後はバイト生活やコルグのデモンストレーターを経験した後、鳥山雄司バンドでプロデビューを果たす。以降、郷ひろみ、Topaz、西村由紀江EVEELLISなど、多くのミュージシャンとのセッションやツアー、レコーディングなどに参加している。

1992年よりレクター・H伯爵名義でキーボーディストとして聖飢魔IIの准構成員として2年間参加する。「緑色の雨」や「G・G・G」などの楽曲ではヴァイオリン演奏もした。1994年に聖飢魔IIのサポートを離れるが、1999年12月に行われた「THE ULTIMATE BLACK MASS」の二日目「THE SATAN ALL STARS' DAY」に再度参加した。またその後も各構成員(メンバー)とは、ソロアルバムやツアーなどの形で共演している。

また一時期、自身のバンド『石黒彰STONE LOGIC(後に石黒彰STONE HEADに改名)』を結成し、活動していた。自分の作品をソロアルバムとして発表するに至ってはいないが、1992年和田アキラ永井敏己菅沼孝三と結成した『W.I.N.S』のアルバムや、神保彰菅沼孝三のドラム教則ビデオ等に、演奏と共にその作品が収録されている。

近年はソウルファンクバンド『James Brown Tribute』への参加や、同学年のミュージシャンと結成した『BIG50』などで活動している。また、アニメ方面にも進出し、『鋼の錬金術師』のキャラクターソングや『NARUTO -ナルト-』のラジオ番組のテーマソング、神谷明のソロシングルなどを手掛けている。

エピソード

  • キーボードに加え、ヴァイオリンフルートも演奏する。
  • 2001年には、高校時代から憧れのキース・エマーソンのバックバンドを務めた[1]
  • かつてコルグ社から発売されていたコルグ・Mシリーズ用のプログラム・コンビネーションカード「AKIRA」を制作した。
  • 自身のスタイルを「雑食性で凝り性」と評しており、「ルーツを踏まえ、幅広くプレイ出来るミュージシャン」を目指している[1]

ディスコグラフィ

W.I.N.S

  • W.I.N.S(1995年)
  • A Sound Lump(2008年)

RX

  • CHEMICAL REACTION(1991年)
  • Rare 'Xtra(1994年)

脚注

  1. ^ a b c d Profile”. www.ne.jp. 2023年10月30日閲覧。
  2. ^ 公式Facebookより

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