盧泰愚大統領の訪日(1990年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 10:13 UTC 版)
「強制連行」の記事における「盧泰愚大統領の訪日(1990年)」の解説
徴用工の問題は、1965年の日韓基本条約(とその付随協約)によって日韓両政府の間で決着していたが、1990年の盧泰愚大統領訪日の際、韓国政府から日本政府に対して改めて「強制連行者」に関する調査が要請された。民主化により市民運動の突き上げが激しくなったことが背景にあると見られている:114,115 。 韓国政府から調査の要請を受けた日本政府は、強制連行に軍人・軍属は含まれないものと理解していたが、韓国側はこれらを含むものと考えており、両政府の間で「強制連行」という言葉の解釈が食い違う場面もあった:118,119。 日本政府は調査の結果、約8万人分の名簿の存在を確認し、その目録を韓国政府に提供した。 これに関連して、日本政府は朝鮮人慰安婦についても調査を行ったが、慰安婦と強制連行を結びつける資料を見つけることは出来なかった(後述)。
※この「盧泰愚大統領の訪日(1990年)」の解説は、「強制連行」の解説の一部です。
「盧泰愚大統領の訪日(1990年)」を含む「強制連行」の記事については、「強制連行」の概要を参照ください。
- 盧泰愚大統領の訪日のページへのリンク