監視システムとしてのスパイウェア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 18:20 UTC 版)
「スパイウェア」の記事における「監視システムとしてのスパイウェア」の解説
スパイウェアが持つユーザに知られることなくその振る舞いを監視する機能を逆手にとり、それをパソコンの盗難対策に役立てるソリューションがある。機密情報を保存したコンピュータやPDAが盗難されたとき、その追跡や起動の妨害、リモートからの情報消去を備えることでそれに対抗するソフトウェアが存在し、主に企業向けに発売されている。 具体的には、あらかじめ指定したプロバイダ以外の接続経路でインターネットに接続した場合には、接続経路を解析した上で、本来の所有者にそれを連絡する機能や、インターネット経由でリモート操作やデータ消去を行える機能を備えている。 過去には、一対一で操作をサポートする為にインターネット経由でパソコンをリモート操作する事のできるソフトウェアを利用して、盗まれてしまったパソコン内部の個人データを消した上で、盗んだ犯人宅から自宅へダイヤルさせ、着信履歴から盗まれたパソコンを使って居た人物の特定と、パソコンの回収に成功した例も報じられている。
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