皇室・朝廷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 22:30 UTC 版)
賀茂川の源流域に沿い広がる雲ケ畑は、近世まで朝廷との結びつきが強固だった。平安京造営に際してはこの地の木材が用いられたほか、主殿寮・仙洞御料(せんとうごりょう、上皇の所領地)として、木材や鮎などを始め、端午の節句には菖蒲(しょうぶ)を献上する「菖蒲役」を務めていた。薪炭や鮎などを朝廷に献上する供御人の活動地でもあった。 平安時代前期に、時の権力者の圧力で皇位継承から遠ざけられた惟喬親王が、隠棲して出家した場所としても有名である。雲ケ畑の村人に慕われた彼にまつわる話が数多く伝えられている。 明治中期から大正にかけて「御猟場」(ごりょうば)が設けられるなど、東京奠都の後も皇室とのかかわりを保ち続けてきた。
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