皇太子の欧州訪問
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昭和天皇は皇太子時代に、欧州訪問を行っているが、その御召艦として「香取」、供奉艦には「鹿島」が選ばれる。寺島はこの2艦からなる部隊(第三艦隊)の先任参謀に選抜された。部隊トップは国際経験に富む小栗孝三郎司令長官、他の幹部は長距離航海であることを考慮して寺島のほか田口久盛参謀長、「香取」艦長漢那憲和と航海専攻士官が選ばれている。先任参謀たる寺島は計画立案にあたり、ほぼ半年にわたったこの訪問は成功裡に終わった。寺島は海軍大学校教官を一年務め、1922年(大正11年)12月に大佐へ進級し、駐仏武官に補される。約2年の在任中にヴェルサイユ平和条約実施委員を務め、北白川宮成久王の事故処理にも携わった。
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