発祥と名前について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/10 02:13 UTC 版)
biffはBSDから発祥し、バークレーの開発者によって知られていた犬にちなんで名付けられた。 いくつかの文献は、郵便配達人に吠えていた犬であり、そこからメール通知システムの名前を選ぶことは自然の選択である、と記している。ジャーゴンファイルはこの説明を否定するが、少なくとも犬が存在していたことは間違いないようである。 ピーター・H. サルスの著した『UNIX の 1/4 世紀』 ISBN 4-7561-3659-1 や、BSD 系 OS のマニュアル biff(1) には、その犬は1993年の8月に、15歳で亡くなったことが記されている。 また、この『UNIX の 1/4 世紀』には、犬の Biff と飼い主の Heidi Stettner を写した写真や、Biff がとても人に懐いた犬だったことや、多くの学生がボールを投げては Biff に取ってきてもらって楽しんでいたことなどが紹介されている。 そのほかに同書には、犬の Biff が郵便配達員に吠えかかっていたというのはデマにすぎないということや、Bill Joy と、このコマンドの開発者である John Foderero の二人は、のちに biff というコマンドの名前について、"Be notified if mail arrives" (メールが届けば、お知らせしてくれる) という説明を考えつくために長時間を要したということなども、飼い主の Heidi Stettner から伝え聞いた話として紹介されている。
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