発症しやすい人物像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 02:58 UTC 版)
発症者で多いのは、裕福な家庭に育った20 - 30代の日本人女性とされる。この中の多くの者は、小説や映画などによってつくられたイメージに影響を受け、パリでファッション・旅行・メディアなどの仕事に就くことを希望したり「留学」「ワーキング・ホリデー」のため渡仏した場合が多い。日仏医学協会会長のマリオ・ルヌーによれば、そのイメージとは具体的には下記のようなもので、現実のパリとは程遠いこうした虚飾を煽り立てているのが、雑誌などのマスメディアであるという。 街中をファッションモデルのような人たちが歩いている みんなルイ・ヴィトンを身に着けている フランス語学者森田美里 によると、フランス語会話において舌打ちが聞こえる人と、パリ症候群になりやすい日本人の特徴は非常によく似ているという。フランス語の会話で使われるフィラー(英語版)(会話の合間に使われる感動詞の一種)を、日本での舌打ちと誤解し、精神的なストレスになってしまうというものである。その原因は、フランス語に関する彼らの能力・学習方法の未熟さである、と森田は報告している。 「パリ症候群#言語学的観点からの考察」も参照
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