病理的要因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/05 07:52 UTC 版)
病気によって過度の啼泣が起こることも5%未満の割合で見られる。啼泣を起こすそれほど深刻ではない原因としては、胃食道逆流症、手指やつま先への毛髪のからまり(毛髪による血流圧迫)、眼の表面の傷(角膜上皮剥離)、裂肛、中耳の感染症などがある。重篤な原因としては、腸閉塞、心不全、髄膜炎、頭蓋内出血を起こす頭部のけがなどが挙げられる。重い病気の場合にはもっぱら嘔吐や発熱など他の症状が伴うため、親はたいてい何か深刻な問題があることに気付くが、過度の啼泣が最初の徴候になることもある。以下のような症状は、啼泣の原因が病気であることを示すものである。 呼吸困難 頭部や体の他の部位の皮下出血や腫れ 体の一部の異常な動きやピクピクしたひきつり 極度の易刺激性(いつもの世話や動きでも啼泣や苦痛を引き起こす) 持続的な啼泣、特に発熱を伴う場合 生後8週未満の乳児の発熱
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