病原性と毒素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/13 14:38 UTC 版)
「バチルス・チューリンゲンシス」の記事における「病原性と毒素」の解説
自然環境から分離される B. thuringiensis には昆虫に毒性を示さない菌株も多く含まれており、分離源によっては、ほとんどの分離株が非殺虫性の場合もある。このような、非殺虫性のB. thuringiensisが産生する結晶性タンパク質がどのような生理活性を有するのか長い間謎であったが、2000年、非殺虫性の結晶性タンパク質から、ヒトのガン細胞に対して選択的な破壊活性を示すパラスポリン (parasporin) が発見された。 近縁のセレウス菌( B. cereus )は、感染性胃腸炎や菌血症の原因菌として見過ごせない菌であるが、B. cereus との違いは殺虫性結晶タンパク質の生産能の有無で区別されている。
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