留意とは? わかりやすく解説

留意

読み方:りゅうい

留意とは、「意に留める」こと、「気に留める」こと、「心に留め置く」ことを意味する表現である。留意は「りゅうい」という読み方になる。

留意の「留」の字は「とめる」もしくはとどめる」とも訓じ、「意識する」「記憶する」「注意する」「気をつける」といった意味合い用いられる対象意識向けて、その(意識向けた)状態を維持する言い換えれば「すっかり忘れ去るようなことのないようにする」、といったニュアンス表現する言い方といえる

留意の用例・使い方

「留意」の語を用いて表現される文章の例としては、たとえば「外貨お取引には為替変動に伴う元本割れ可能性がある点ご留意ください」というような言い方挙げられる。あるいは「健康に留意して節制心がける」というような言い方挙げられる

留意と注意の違い

「留意」と意味用法似た表現に「注意」が挙げられる。「留意」も「注意」も、どちらも気をつける」という意味合い根幹とする表現であり、表現入れ替えて問題なく意味が通る場合も多い。先の例などは「為替変動リスクがある点にご注意ください」も「健康に注意して節制する」も無難に意味が通る表現として使える

注意」は「意を注ぐ」と読み下せ表現であり、「気をつける」「気を配る」「心を向ける」という意味合い見出せ表現である。よって留意と注意の違いとしては、「留意」は「心の片隅置いておき失われないようにする」といった意味合いであるのに対して、「注意」は「意識対象へと傾けておく」といった意味合いである、という点が挙げられる別の言い方をすると、「注意」の場合は、何か特定の作業などをする際に意識的に気を付ける・警戒するといったニュアンスであるのに対して、「留意」の場合は、「健康に留意して毎日を過ごす」などという具合に、意識的ではなくとも常に心掛けておくといったニュアンスである。

留意点、留意事項などの用法

「留意」の語は「注意」と同様、「留意点」「留意事項」といった表現として用いられる。「留意点ならびに留意事項」は大抵の場面では「注意点」「注意事項」とほぼ同義表現として使えるが、「心に留めておく」という意味合い色濃い新たな情報を得る、あらため念頭に置く積極的に意識を向ける、といった意味合い表現する場合は「留意」より「注意」の語を用いた方がしっくり来る場合が多い。

留意の類語・言い換え表現

留意の類語表現としては、注意配慮考慮などが挙げられる。また「留意点」の言い換え表現としては「注意点」「気を付ける点」、留意事項類語としては「注意事項」などが挙げられる

「留意」を含む例文

健康に留意して毎日過ごしましょう
SNSの利用者のみなさまへの留意事項
環境整備時の留意点は6ページご覧ください
バイタルサイン測定留意点
公認会計士事務にあたって留意事項
ベビーシッターなどを利用するときの留意点
・以下の5つの点にご留意ください




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