男娼・国鉄職員殺害事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 09:31 UTC 版)
ミドリ 演:若葉竜也 18・19歳くらいの青年。下町大空襲で焼け出され、上野公園をねぐらにする男娼になった。清二が公園内を通勤に使う内に顔見知りになった。色白で、女性に間違われてもおかしくないほどの美貌。本名・高野文夫。親しくしていた警察官がいたらしく、警察のスパイだと仲間に疑われていた。昭和23年11月、不忍池のほとりにて遺体で発見される(死亡時、20歳)。扼殺死とみられた。 原田 圭介(はらだ けいすけ) 演:泉谷しげる 中年の男。元教師(下谷の国民学校教諭)で、上野公園で生活する浮浪児たちの手紙を代筆したり、書類を読んだり、仲間たちの相談役のような立場。“先生”と呼ばれる。上野公園を追われた後は、浅草、秋葉原と場所を移す。昭和28年ころは、秋葉原にて廃品回収のリヤカーを引いていた。昭和49年、山谷で手配師と対立して暴力団員の赤柴孝志に殺害される(死亡時66歳)。 田川 克三(たがわ かつぞう) 演:笠原織人 国鉄職員。国労組合員(活動家)。16歳の色白で美形の少年。天王寺町のアパート「笠原第一アパート」に職場の同僚たちと3人で共同で住んでいた。昭和28年1月20日、清二の家(長屋)の裏手にある谷中墓地で遺体で発見される。 岩根 キミ(いわね きみ) 演:浅田美代子 田川克三が住んでいたアパート「笠原第一アパート」の1階に住む老女。60代くらい。谷中墓地の墓守である息子夫婦と一緒に暮らす。天王寺の五重塔の火災のとき、田川と会っていた男性を見たと、清二に告げる。
※この「男娼・国鉄職員殺害事件」の解説は、「警官の血」の解説の一部です。
「男娼・国鉄職員殺害事件」を含む「警官の血」の記事については、「警官の血」の概要を参照ください。
- 男娼国鉄職員殺害事件のページへのリンク