田部とは? わかりやすく解説

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た‐べ【田部】

読み方:たべ

上代屯倉(みやけ)を耕作するために置かれ農民集団


田部


田部


田部


田部


田部

読み方:タベtabe

所在 千葉県香取市


田部

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

田部

読み方
田部たなべ
田部たべ

田部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 02:08 UTC 版)

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田部たべ)とは、日本古墳時代に設けられた土地や人民の支配制度の一つで、ヤマト王権が直接支配した人民のうち屯倉(みやけ)で耕作した者を指す。

概要

諸地域の民を集団移住させたもの、渡来人を集めたものなど、さまざまな人たちから構成されていた。労働奴隷というよりも、一般農民に近かったと思われる。

『日本書紀』によると、534年安閑天皇の時に設置された小墾田(おはりだ)屯倉と桜井(さくらい)屯倉では、大伴金村の奏上により、国ごとの田部を設置し、それぞれ天皇の妃の紗手媛(さてひめ)・香香有媛(かかりひめ)に支給されたとある。難波屯倉でも、郡ごとの钁丁(くわよほろ=田部)が妃の宅媛(やかひめ)に与えられたとなっている[1]

同じく534年の天皇の行幸の際に、三嶋の県主(あがたぬし)飯粒(いいほ)は良田として竹村(たかふ)の土地40町を献上して天皇から褒められている。先に大河内味張(おおしこうち の あじはり)は良田の献上を惜しみ、勅使を欺いていたため、郡司国造)の役から解任されてしまった。味張は恐れ入り、郡ごとに钁丁春秋各500人ずつ献上し、随伴していた大伴金村に河内の狭井田(さいた)6町を賄ったという。これによって、三嶋の竹村屯倉では、河内県(こうちのあがた)の部曲(うじやっこ)が田部とされるようになったという[2]

欽明天皇の時には、555年吉備国白猪屯倉と田部を設置し、その後、569年に検定して丁籍(名籍)を作った、という[3]

大化の改新により、田部は公民となった。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 『日本書紀』安閑天皇元年10月15日条
  2. ^ 『日本書紀』安閑天皇元年7月1日条、閏12月4日条
  3. ^ 『日本書紀』欽明天皇17年7月6日条、同30年4月条

参考文献

関連項目


田部(たべ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:56 UTC 版)

七つの会議」の記事における「田部(たべ)」の解説

副社長徳山腹心

※この「田部(たべ)」の解説は、「七つの会議」の解説の一部です。
「田部(たべ)」を含む「七つの会議」の記事については、「七つの会議」の概要を参照ください。

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田部

出典:『Wiktionary』 (2017/12/16 13:34 UTC 版)

名詞

 でんぶ

  1. 部首」で分類した漢字一群

参照

和語の漢字表記

(たべ)

  1. たべ 参照



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