用事
読み方:ようじ
- 用事。月経の隠語。略して「用」ともいふ。又性交の隠語にも用ふ。「用がありやすと敷居やつと越え」「饅頭にようじがついて食はぬなり」。
- 〔花〕芸者が用事で休むこと。又月経の異名。
- 交会の事を隠語にかくいふ。月経をもいふ。
- 御用ともいう。⑴交接のこと。⑵月経のこと。
分類 花
用事
読み方:ようじ
- 用事は芸者などが私用で休むことを云ふので、又客が「用事を付ける」と云へば之に対して相当の玉代を付けてやることである。
- 妓の休業する者は理由如何を問はず凡て之を『用事』と云ふ、入院、出産、逢引、遠出の類皆然り。而も之を其筋に届出るや必ず一定の書式を以てする事を要し、苟も病と称するものに非ざればパスせず、『家事上の都合』『親の病気』等称するものは皆却下せらるるの例なり。病名亦自由ならず一切婦人科の項目を却く、人を欺す事を以て商売とする者なれば成る可く実を吐かせぬ様との親切ならん。行き届きし事なる哉。
- 芸者がお座敷を休むことでその理由はなんでもかまわない。病気、逢引、遠出、体のよいサボなどみんなふくまれる。〔花柳界〕
分類 花柳界
用事
用事
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