生誕から成長期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 07:35 UTC 版)
前黎朝の初代皇帝黎桓の五男として、祗候妙女を生母として生まれる。992年、黎龍鋌は父の黎桓により開明王(ベトナム語: Khai Minh vương)に封ぜられ、居住を藤州とする。黎桓は980年の即位以來、長男の擎天大王黎龍鍮(ベトナム語版)を皇太子として擁立し、その兄弟は各地に冊封して藩王とした。しかし1000年、黎龍鍮は父の黎桓に先んじて没する。これを受けた黎龍鋌は将来皇帝になる野望を抱き、黎桓に自身を皇太子に任命するよう働きかけるが、群臣は「長幼の序」を乱すものとして大反対した。1004年、黎桓は黎龍鋌の兄で三男の南封王黎龍鉞を皇太子に任じ、黎龍鋌・黎龍錫(ベトナム語版)をそれぞれ開明大王と東城大王に封じる。しかし黎龍鋌の胸中から、皇位への執着が消え去ることはなかった。
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