生だき
【英】: direct burning
電力業界などで主として原油やNGLをそのままボイラー燃料として使用することをいう。 原油は重油に比べ、硫黄分が少なく環境対策上有効であり、かつ低価格であったため電力業界に発電用燃料として 1962 年(昭和 37 年)から一定の数量に限り使用を認められてきた。使用される原油は、中国・インドネシア産の大慶原油、スマトラ・ライト原油などが大部分を占めており、1984 年度(昭和 59 年度)使用実績 14.9 百万 kL 、1985 年度(昭和 60 年度)使用見込み、15.0 百万 kL(昭和 60 年度石油供給計画)となっている。原油の生だきは、重油の代替燃料として考えられるため国内石油製品需給バランスと密接な関係をもっている。なおかつては、半製品であるナフサが発電用燃料として多く使用されていて、これをナフサ生だきと称したが、最近はほとんど使われていない。 |

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