瑞梅寺ダムの小水力発電事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 05:31 UTC 版)
「瑞梅寺川」の記事における「瑞梅寺ダムの小水力発電事業」の解説
糸島市山北の井原山麓に位置する瑞梅寺浄水場は、1978年(昭和53年)3月の完成以来瑞梅寺ダムから直接取水し、福岡市及び糸島市内へ水道供給を続けているが、2011年(平成23年)4月1日より落差42.75mの取水管を利用した小水力発電を導入し、浄水場の主電源として利用している。本小水力発電所は当初計画を上回る発電状況を記録した。その後、福岡県の調査により県営ダムを利用した水力発電事業につき検討が進められ、瑞梅寺ダムを含む4ダムにて採算性ありと判断されたため、糸島市側へ設置打診を行った。その結果、2013年(平成25年)度より2016年(平成28年)度にかけて総工費2億4,162万円(うち県補助1億円)にて設置工事を行い、固定価格買い取り制度(@34円/kwh)にて発電事業を行うこととなった。年間発電量66.8MWで約190世帯に電力を供給し、年間2,270万円の収益を得る。福岡市の補助を得たことで6年間で投資を回収し、20年のFIT期間中に2.5億円の利益を得る見通し。
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