現存する寛永古活字版源氏物語の諸本
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川瀬一馬によって「標準的な寛永中刊本」とされた諸本。 大東急記念文庫所蔵本 内閣文庫蔵本昌平坂学問所旧蔵本 正宗敦夫蔵本 川瀬一馬によって「寛永中刊本の異植版」とされた諸本。 久原文庫蔵本二本あり、それぞれが川瀬一馬によって「寛永中刊本の異植版」とされている。 川瀬一馬以後に見いだされた諸本。 広島県立歴史博物館黄葉夕陽文庫蔵本 鶴見大学蔵本 部分的に寛永古活字版と全く同じ版面を含んでいる近い時期に作られたと見られる諸版本。 九州大学蔵本 久邇宮家旧蔵本反町茂雄著『弘文荘古活字版目録』(弘文荘待賈古書目第42号)1973年(昭和48年)において「久邇宮家旧蔵本」として紹介されたもの。現在の原本の所在は不明であるが写真版が学習院大学に保管されている。反町茂雄によれば「活字は元和本と酷似(恐らく同種)しており、行数・字詰等」も一致し、本文は元和本よりも伝嵯峨本に忠実で、刊行は元和本の元和9年に先立つとされる。
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