現在の遺跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/18 08:13 UTC 版)
「カストルとポルックス神殿」の記事における「現在の遺跡」の解説
フォロ・ロマーノの多くの建築物と同様、この神殿も15世紀の長きに渡って破壊・略奪にさらされ、廃墟と化した。神殿は紀元4世紀にもそのまま建っていたが、その後の歴史は不明であり、15世紀には3本の柱だけが残っていた。その付近を通る道は via Trium Columnarum(直訳すると「3本の柱通り」)と呼ばれていた。1760年、崩壊寸前の柱を修復するため、足場を建設した。ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージとイギリス人建築家ジョージ・ダンスがその足場に登り、正確な計測を行った。ダンスは「世界中のコリント式円柱の中でも最も素晴らしい」と父への書簡に記している。 今日、土台には外装がなく、3本の柱とエンタブラチュアの一部が建っていて、フォロ・ロマーノの中でも最も有名な遺跡のひとつとなっている。 ベルナルド・ベッロット画(1742年 - 1747年) カストルとポルックス神殿の3本の柱 カストルとポルックス神殿全景
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