現在のストーンウォールイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 22:57 UTC 版)
「ストーンウォールの反乱」の記事における「現在のストーンウォールイン」の解説
ストーンウォールインは、LGBTQ当事者らにとって自由と誇りの象徴となった。その名はLGBTQ当事者らにより様々な名称に用いられている。著名な英国の同性愛権利団体「ストーンウォール」もその一つである。また、世界各地のゲイバーが「ストーンウォール」の名を取り入れている。同名のボトル入り水も販売されている。 ニューヨークのゲイ・シーンの中心は、グリニッジ・ヴィレッジからチェルシー地区へ、そしてヘルスキッチン地区へと北上しつつある。その流れの中で、クリストファー・ストリートは寂れつつあるものの、今日でもゲイ・タウンとして世界的に知られている。事件の舞台となったストーンウォール・インは、今もクリストファー・ストリート53番地に残されている。 1999年、ストーンウォール・インは国定史跡に登録され、これが面するクリストファー・ストリートの七番街アヴェニューとウェイバリー・ストリートの間が特に「ストーンウォール・プレイス (Stonewall Place)」と改名された (地図で確認)。毎年パレードの日になると、店の前はそこで起きた歴史的事件を祝うLGBTQ当事者らで溢れる。2006年現在のオーナーであるドミニク・デシモーネは、七番街でレストラン「ストーンウォール・ビストロ」を経営している。 2016年6月24日、ストーンウォール・インとその周辺が米国初となるLGBTナショナル・モニュメント(国定文化遺産保護地域)に指定されアメリカ合衆国国立公園局などが管理し保全していくことと、国立公園局にLGBTの米国人の逸話を伝える部署が創設されることをホワイトハウスが発表した。 事件発生50周年を目前に控えた2019年6月7日、ニューヨーク市警のジェームズ・オニール署長は当時行われた取締りは誤りであったことを認め謝罪した。
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