現代日本のムシ、虫、蟲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 02:52 UTC 版)
現在では虫の定義は曖昧な所がある。 殆どの人が昆虫、クモ(クモ綱)、ムカデ(多足類)、ダンゴムシ(甲殻類)などを虫に含める。また、昆虫の幼虫であるイモムシやウジムシも含む。 また、虫にはミミズなどのいわゆる蠕虫も含む事がある。蛞蝓や、「デンデンムシ」とも呼ばれるカタツムリなどの陸貝・田螺も虫の範疇に入れられる事がある。 ヘビは、「長虫」と呼ばれる事がある。 学問上の名称として残る「ムシ」 今も分類学において、小さな動物で「ムシ」の名を与えられているものは多い。たとえば 扁形動物門のウズムシ 紐形動物門のヒモムシ 星口動物門のホシムシ 軟体動物のフナクイムシ 虫の音読みである「チュウ」を与えられた例も多い。 線形動物のセンチュウ、カイチュウ、ギョウチュウなど 中生動物のニハイチュウ 単細胞生物の運動性のあるもの、つまり原生動物でもゾウリムシ・ラッパムシなどがある。 いずれにしても、節足動物の陸生を主体とする分類群(多足亜門、六脚亜門、鋏角亜門の蛛形綱、甲殻類のワラジムシ亜目)が中心となる。 貝の種類を表す漢字には虫偏のものが多い(「蛤」など)。 学術用語の爬虫類は、種の多い代表的な爬虫類であるトカゲ類をイメージして、「爬蟲類」(這い回る生き物)として命名されたものである。
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