現代の蔑称としての「倭」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 05:21 UTC 版)
現代においては、中国や韓国・北朝鮮などでは、日本や日本人に対して侮蔑的な意味を込めて「倭」を用いることがある。また、侮蔑感を強めるために、中国では「倭寇」や「倭鬼」、韓国・北朝鮮では「ウェノム(倭놈)」などの表現がなされる場合があり、差別用語でもある。たとえば韓国では小学生用の国語辞典でも「ウェノム」は載っており「日本人を罵っていう言葉」と注釈がある。韓国の国会では、民主党の趙慶泰議員が「私は日本が好きではないので『倭人』と呼ぶ」と発言し、韓国メディアは「政治家の悪い口」と批判的に伝えたが、韓国Yahoo!上の調査では、これを「痛快な発言」としたユーザーが多数を占めた。 日本人でも「日本」という呼称を用いたくない者が日本の事をさす場合、例として五族協和について「五族とは漢族、朝鮮族、満州族、蒙古族、倭族(日本)を意味する言葉である」と「倭」という呼称を、公的に「倭」の呼称を用いていない時代についての記述であるにもかかわらず用いる場合がある。
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