現代の藤原氏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 05:50 UTC 版)
現在の研究では、庶民の苗字は明治初めにもともと先祖伝来のものを戸籍に載せた場合が多いとされる。 また、藤原氏の公家諸家は平安末期・鎌倉時代以降、公式文書以外で「藤原」または「藤原朝臣」を使わず「近衛」「九条」「鷹司」「二条」「一条」など各家の名称(家格)を名乗り、維新後もそれを名字とした。現代の藤原氏は親類やゆかりのある人間と考えられている。真偽はともかくとして、明治の元勲では大久保利通が「藤原朝臣利通」、大村益次郎が「藤原朝臣永敏」と公文書に姓(カバネ)と諱(いみな)を記載している。 現代の藤原氏の家紋も下がり藤である。「藤裔会」会長で藤原氏男系血統上の宗家藤原北家九条家の九条道弘をはじめとして、現在は会長代理及び名誉会長が務める「藤裔会」では年1回秋頃に全国の藤原氏の末裔が奈良市の春日大社に集合し、親睦を兼ねた会合などが執り行われている。
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