珍奇な訪問場所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 09:08 UTC 版)
「カタコンブ・ド・パリ」の記事における「珍奇な訪問場所」の解説
完成したカタコンブは人々の関心を惹いた。1787年、アルトワ伯(のちのシャルル10世)と貴婦人の一団が最初の訪問者だった。翌年にはポリニャック伯爵夫人とギシュ夫人が訪問している。しかし最初の公共の訪問ツアーが行われるのは1806年である。これは一握りの特権階級のために不定期に開催された。 1814年5月16日、オーストリア皇帝フランツ2世がパリ滞在時にカタコンブを訪問した。1860年にはナポレオン3世とナポレオン・ウジェーヌ皇子が訪れ、空中写真のパイオニアである写真家ナダールも、パリ地下シリーズの最初の作品を撮るためにカタコンブを訪れている。1867年には各国訪問中のスウェーデン王オスカル2世と、ドイツのビスマルクが訪れた。 1972年まで、カタコンブの訪問は、おなじみのルートにおいてはロウソクを点して行われていた。骨の保存に関する理由で電気がひかれたのは1983年と遅かった。
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