玉音放送
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玉音放送(ぎょくおんほうそう、旧字体:玉音󠄁放送󠄁)とは、天皇の肉声を放送すること。
注釈
- ^ この玉音(天皇の肉声)が録音されたレコード盤を玉音盤という。
- ^ のちにレコード盤消滅まで全盛となったビニール盤、バイナルではない。これが登場するのは1950年代。
- ^ それに加え当時は電波管制のために全国共通の周波数(860キロサイクル)を用いていた上に、後述の通り電波出力を通常より大きくしていたため、放送局間の地域では相互の電波が干渉し、受信状態が非常に悪くなった(『真空管の伝説』p.167)。
- ^ 日本はこの戦争で初めて外国に敗北し、降伏することになった。
- ^ この放送では「敗北」や「降伏」といった言葉を用いることができなかったため、昭和天皇はあえて明治天皇が1895年(明治28年)の三国干渉に屈服した際に述べた言葉(「堪ヘ難キヲ…」)を繰り返したとされる[4]。
- ^ 内閣嘱託の小川一平及び大東亜省次官田尻愛義も作成に関与・協力したという[6]。
- ^ メイン局の場合。他の局の場合も可能な限り出力の向上を行ったらしい。(『真空管の伝説』p.167)
- ^ 典拠は春秋左氏伝の『信以て義を行い、義以て命を成す』による[27]。
出典
- ^ “<4> 戦争 人間性奪い家庭も破壊”. 中国新聞 (2009年8月21日). 2013年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月7日閲覧。
- ^ 日本ラジオ博物館 玉音放送とラジオ
- ^ 平和祈念展示資料館 戦地で聞いた玉音放送
- ^ ベン=アミー・シロニー『天皇陛下の経済学』山本七平監訳、光文社文庫、1986年(昭和61年)p.153。
- ^ “官報 號外” (PDF). 国立国会図書館デジタルコレクション. 印刷局 (1945年8月14日). 2018年8月15日閲覧。
- ^ 吉川弘文館『国史大辞典』第7巻「終戦の詔書」(執筆者 : 波多野澄雄))。
- ^ 読売新聞社編『昭和史の天皇 4 玉音放送まで』中公文庫 pp.456 - 457 2012年
- ^ 読売新聞社編『昭和史の天皇 4 玉音放送まで』中公文庫 pp.464 - 466 2012年
- ^ a b “DO楽 昭和史再訪セレクション vol.56 玉音放送 「終戦」の記憶、鮮烈に刻む”. 2011年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年8月15日閲覧。
- ^ a b “「玉音放送」記録の原盤、初公開へ 宮内庁が8月に予定”. 朝日新聞. (2015年7月9日). オリジナルの2015年7月9日時点におけるアーカイブ。 2015年7月10日閲覧。
- ^ a b “玉音放送:深夜 軍服姿で録音”. 毎日新聞. (2015年8月1日) 2015年9月24日閲覧。
- ^ 半藤一利『日本のいちばん長い日 決定版』文藝春秋、2006年、p284・p291頁。ISBN 978-4-16-748315-9。
- ^ この章、竹山昭子『玉音放送』(晩聲社、1989年、ISBN 4891881844)、および『戦争と放送』(社会思想社、1994年、ISBN 4390603698)より。
- ^ “和田信賢というアナウンサー”. 高森明勅 公式サイト (2021年3月27日). 2023年3月24日閲覧。
- ^ “玉音放送の全文 現代語訳及び英文 Imperial Rescript on Surrender”. 加藤恕(ひろし)のバードビュー(Bird's eye view) (2015年8月14日). 2019年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月2日閲覧。
- ^ a b c d e f “「玉音放送」の原盤 来月にも初めて公開へ”. NHK. (2015年7月9日). オリジナルの2015年7月8日時点におけるアーカイブ。 2015年8月5日閲覧。
- ^ a b c “皇居内の戦争記録、8月1日公開 防空壕内の映像など”. 日本経済新聞. (2015年7月9日) 2015年7月10日閲覧。
- ^ 私たちが耳にしてきた“玉音放送”とは? - NHKアーカイブス・2015年7月31日
- ^ “反乱軍の手逃れ70年…曲折あった原盤の命運”. 産経ニュース. (2015年8月1日) 2015年9月23日閲覧。
- ^ a b “玉音放送、10秒以上短かった…原盤を初の公開”. 読売新聞. (2015年8月1日). オリジナルの2015年8月5日時点におけるアーカイブ。 2015年8月5日閲覧。
- ^ 昭和21年5月にラジオ放送された昭和天皇のお言葉
- ^ もう一つの玉音放送「食糧問題に関するお言葉」 戦後復興に向け国民に助け合い呼びかけ
- ^ “宮内庁:玉音放送原盤、8月1日に初公表”. 毎日新聞. (2015年7月9日). オリジナルの2015年7月10日時点におけるアーカイブ。 2015年8月5日閲覧。
- ^ “「玉音放送」原盤を初公開”. NHK. (2015年8月1日). オリジナルの2015年7月31日時点におけるアーカイブ。 2015年8月5日閲覧。
- ^ “よみがえる昭和天皇の肉声、原盤奪おうと事件も”. 読売新聞. (2015年8月1日). オリジナルの2015年8月5日時点におけるアーカイブ。 2015年8月5日閲覧。
- ^ 竹山昭子『ラジオの時代 ― ラジオは茶の間の主役だった』(世界思想社、2002年、141-148頁、ISBN 4790709418)
- ^ 読売新聞社編『昭和史の天皇 4 玉音放送まで』中公文庫 p.438 2012年
- ^ 読売新聞社編『昭和史の天皇 4 玉音放送まで』中公文庫 p.490 2012年
- ^ 読売新聞社編『昭和史の天皇 4 玉音放送まで』中公文庫 pp.458 - 459 2012年
- ^ 岩井克己 (2011年4月1日). “戦後初、天皇陛下の全国民への語りかけ”. 論座. 2013年7月20日閲覧。
- ^ 読売新聞社編『昭和史の天皇 4 玉音放送まで』中公文庫 pp.468 - 473 2012年
- ^ 第35話 本日も晴天なり ―連続テレビ小説―(35)(ザテレビジョン)
- ^ ザ・プレミアム「玉音放送を作った男たち」(テレビマンユニオン)/ザ・プレミアム「玉音放送を作った男たち」(NHK番組表)
- ^ 玉音放送・戦没者追悼式ほか[終戦70年特別企画] - ニコニコ動画
- ^ “「玉音放送」ニコ生で8/15正午より放送、戦後70年を終戦特番で考える”. マイナビニュース. (2015年8月14日) 2015年8月15日閲覧。
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